マレーシア・マラッカ~ババ・ニョニャ文化に触れる旅⑤

記事中の全ての画像はクリックすると超拡大します。マウスポインターの+-で調整してね!
予約投稿です!
マラッカの街をさらに散策してみた。
ここはババ・ニョニャ・ヘリテージ。
おさらいしておくとババ・ニョニャというのは数百年前にマレーシアに
移り住んだ華人男性と地元のマレー系女性が結婚して生まれた子孫の
事なのだが、男性はババ、女性はニョニャと呼ばれ、独自の融合した
文化が開花した。
このババ・ニョニャ・ヘリテージはプライベートなミュージアムで
チャン家の私邸を家宝とともに一般公開しているのだ。
残念なことに中は撮影が禁止されているが、所狭しと並べられた
家具類は中国や欧州から持って来られたものばかりで、歴史を
感じさせる重厚な物が多い。
長細い邸宅は三階建で、中庭には空から太陽の日差しが程よく
差し込み、非常に解放感溢れる造りが印象的だった・・・

マラッカ川の両側はきれいな歩道が整備され古い邸宅や、マレー式の建物
カフェ、ミニ遊園地なんかがあって、歩いていて楽しい。

が!これはないだろう~~
地元の学生たちがマラッカの歴史を壁画にして表現しているらしいが・・・
なんだかなあ~~・・・雰囲気がねえ~~(苦笑)

観光客の集まるオランダ広場も整備中。
押し寄せる観光客に対応すべく今後どんどんとキレイになっていくのだろう・・・

そのオランダ広場を少し歩くと、白色のきれいな教会に辿り着く。
この教会はセント・フランシス・ザビエル教会と言って、1849年に
フランス人が建てた二つの塔を持つゴシック式の教会だ。
雲一つない青空に白色が映えて非常に美しい!

で、そんな美しい教会があるかと思えば、チェン・フン・テン寺院と
呼ばれるマレーシア最古の中国寺院があったりする・・・
1646年に中国から運んだ資材で建てられたと言う・・・

中に入ると周辺には線香の香りが漂い、参拝者が絶え間なくやって来る・・・

で、もう少し同じ通りを歩くと今度はマレーシア最古のイスラム寺院である
カンポン・フル・モスクが!1728年に建てられたモスクで、礼拝時間には
大勢の信者が集まるようだ。

で、またまた同じ通りを少し歩くと、今度はマレーシア最古のヒンドゥー寺院である
スリ・ポヤタ・ヴィナヤガ・ムーティ寺院が!19世紀初めに建てられたらしい・・・
なんと同じ通りにマレーシア最古の中国寺院、モスク、ヒンドゥー寺院が!
世界中の宗教施設が狭いエリアにこれほど密集しているとは!
ほんとマラッカの歴史の深さ、そして今も健在で共存している様子は
多民族国家マレーシアの原点を見ているようで興味深いのであった・・・
こんな所、どこにもないよ~~
- 関連記事
-
- マレーシア・マラッカ~ババ・ニョニャ文化に触れる旅⑤
- マレーシア・マラッカ~ババ・ニョニャ文化に触れる旅④
- マレーシア・マラッカ~ババ・ニョニャ文化に触れる旅③
- マレーシア・マラッカ~ババ・ニョニャ文化に触れる旅②
- マレーシア・マラッカ~ババ・ニョニャ文化に触れる旅①
| マラッカ | 00:00 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑