ラオス・シーパンドーン~メコン川に浮かぶデッド島&コーン島⑨

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ラオスのシーパンドーン、コーン島とデッド島・・・
ここにはラオス初の鉄道跡を見る事ができる。
写真のように当時の機関車が展示され、当時の様子を写真で
紹介している

機関車は錆びて所々穴があいてしまい、保存状態は良くない・・・
熱帯の高温多湿の環境では仕方がないかなあ~~

1893年、コーンの滝に阻まれて船の航行がままならない事を悟った
フランスの植民地政府は、コーン島に線路を敷設し、鉄道車両に船を
載せて陸上を移動させた・・・

図のようにカンボジアからの物資をラオスに運ぶ為に、船が点在する「Water fall」に
行く手を阻まれる様子が良くわかる・・・

当時、インドシナ半島の大部分をフランスが植民地化し、写真のような船を
使ってさまざまな物資を運んだのだ・・・
巨大で流れの速いこの辺りのメコン川はまさに難所であったのだ・・・

1910年にはデッド島との間に鉄道橋が完成し、蒸気機関車も導入。
それら当時の機関車の残骸、積み出し埠頭の跡が残されている。

現在では線路は無くなり、ここに鉄道があった事など想像も付かないが
人家の垣根などにひっそりと再利用されてたりする。

鉄道に関する資料を見て、この地域の歴史に触れた僕は
少しコーン島を自転車でウロウロしてみた。
セカンダリースクール?って高校の事だよな?
こんな人口の少ない、船でしか来れない辺鄙な田舎に高校?

校舎を覗いてみたが誰もいないし、敷地は草で覆われ、使われている
様子はなさそうなんだけれど??

逞しいなあ~~~、大量に積まれたヤシの葉の上で少女が
斧を片手に作業をしている。ヤシの葉はギザギザしているし
鋭い棘もあるので大変だろうに!

水牛の上に乗って作業をする子供達。
水牛と子供達が一緒に遊んだり、作業をする姿は滞在中よく見たなあ~
耕運機など無いこの島では水牛は貴重な存在。財産だろうし、大事に
されているのが良くわかる。

こんな子供たちが日本の都会を見るとどんな感想を持つのだろう・・・
と、いつも思ってしまうのだった・・・
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